2013年

10月

06日

就職活動で内定をとれない本質的な理由とは?

 

皆さん、こんにちは、キャリアドクターの野津です。

 

「大学生・大学院生が就職活動をやって内定をとれる学生ととれない

学生の違いは何か」、という質問をよく受けます。

 

この回答は、内定をとれる学生は「就職活動を」やっていますが、

内定がとれない学生は「就社活動」をやっているからです。

 

「就社活動」とは、「会社に入ることが目的となっている活動」

のことです。

 

つまり、新聞や雑誌に掲載されている人気企業ランキングの

上位企業やTVなどでよく知っている企業に片っ端からエントリーして、

ともかく内定をもらうために、企業に迎合して気に入られようとしている

活動のことです。

 

「人生を通してキャリアをどのように構築していくのか」「企業は

何のために存在しているのか」「自分は社会にどういったことで貢献

したいのか」などといった本質的・普遍的なことを考えずに、大学の

キャリアセンターや人材会社などでエントリーシートの書き方や面接を

突破するテクニックばかり教えられている。

 

このようなプア(お粗末)な就活テクニックを学んでも基本(自分と

会社と社会に関係性の理解)ができていないので、化けの皮がすぐ

はがれてしまいます

 

高度成長時代や儲かっている企業は、ともかく人材が足りないので、

「頭数(あたまかず)」としての人材を確保するためは有効かもしれません。

 

しかし、産業構造が激変している昨今では、どの企業もよい人材でないと

採用しない厳選採用が基本なので、「就社活動」をいくら

やっても精々ブラック企業でしか内定がとれません。

 

いわゆるブラック企業は、人が辞めていくことは折り込み済なので、

多めに採用するからです。

 

傾向として、「就社活動」をした学生は、2年以内に辞める

ケースが多いということです。

 

やはり、入った「企業の文化」と自分の仕事に対するあり方や価値観が

合わない、ということでしょう。

そして、「企業が社会に存在する意味」をしっかりと理解でいないので、

「企業を見抜く力」もないことが原因です。

 

「就職活動」をやって内定を得た学生は、「企業が社会に存在する理由

は何か」をしっかりと理解しているからです。

 

「企業が社会に継続的に存続していくためには、どのような

価値(ex.技術・製品・サービス)などを提供していくのか」、

「そのような価値を提供するためにどのような課題を解決していくのか」

など、「自分⇔企業⇔社会」の関係性を理解して「自分が学生時代に

培った知識や経験等を企業のためにどのように活かしていきたいのか」

を十分アピールできているからです。

 

短絡的に企業に就職しようという思いがあるなら、それは将来の

長期的なキャリア構築を放棄しているとしか思えません。

 

企業が社員にキャリアを作ってくれる時代はとうの昔に

終わっています。自分が企業を通して社会に何を提供

できるのか、を本質的・普遍的なテーマとして考えて

いくことが重要です。

 

「《職》の本質的な意味を理解する」というのは、就職活動で応募した

企業の一員となる理由を明確にすることだけではなく、生涯に亘って

通用するライフキャリアを構築する上で欠かせない《キャリアの軸》

になります。この《キャリアの軸》を持たない限りキャリアの悩みや

課題は永遠になくなることはありません。